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こんにちは。
勅使河原 祐子です(プロフィールはこちら)。
大好きなファッションに携わることが出来る仕事、というとどんな働き方を思い浮かべますか?
やっぱりアパレル企業で働くことをイメージするでしょうか?
私の場合は、そうでした。私はもともとファッションが大好きで、
仕事をするなら自分の好きなことを仕事にしたい。
そんな思いでアパレル企業に転職し、通算20年、企業で働いてきました。
その後、会社員を卒業してパーソナルスタイリストとして独立したわけですが、
アパレル企業で仕事を始めた頃は独立しようとは思っていなかったし、
アパレルに入ったけど具体的にどんな仕事をしたら自分は嬉しいのか?
自分はどうしたいのか?将来やりたいことは、全くわかっていませんでした。
アパレルといっても、仕事内容は様々です。
そこで今日は、アパレルでの主な仕事や職種、求人状況、働き方についてお話します。
今からでもアパレルの仕事に何かしらの形で関わりたい方の参考になれば幸いです。
アパレルの仕事①:ショップスタッフ、ファッションアドバイザー(外勤)
ショップの販売スタッフとして働くお仕事です。
ファッションアドバイザーは、基本、店舗に配属されます。
雇用形態は会社員、あるいは契約社員、アルバイトとして会社に雇われ、
会社のブランドの商品をお客様に販売します。
お客様と直接コミュニケーションを取ることができる唯一の職種が、
ファッションアドバイザーです。
ファッションアドバイザーがお客様に商品の魅力を伝え、コーディネート提案し
商品を販売するおかげでブランド、企業が成長します。
各店舗には毎月の売上予算が決まっており、その予算を達成すべく、
ファッションアドバイザーそれぞれにも個人の目標予算が与えられます。
ファッション系の専門学校を卒業した方、またはファッション系以外の高校、
短大、大学を卒業した方もファッションアドバイザーになることは可能です。
あるいは異業種から転職、という場合もあります。
ファッションアドバイザーの求人は比較的門戸が広く、
特に20代など年齢が若い方であれば未経験でも正社員として採用する企業は多いです。
ただ、年齢が上がってくると未経験で正社員採用のハードルは高くなってきます。
アパレルの仕事②:営業(外勤・内勤)
営業は、基本、本社に所属します。正社員がほとんどで、
スタート時から営業として働く場合が多いです。
(たまにファッションアドバイザーから営業へ職種転換する場合もありますが、
そもそも営業スタッフの人数に比べてファッションアドバイザーの人数は
何倍も多いので、狭き門。。。)
営業の仕事は、大きく分けて2つ。
営業担当はそれぞれいくつかの店舗を担当し、
その店舗のファッションアドバイザー(ショップスタッフ)との連絡窓口として
密に店舗運営に関わります(予算の管理、人材の採用・入れ替えなど)。
あとは店舗を出店している百貨店や専門店の営業担当やバイヤーとの連絡窓口として
各種交渉も担当します。
営業の求人について、それこそ20年前位はショップ販売を経て営業に職種転換。
という話も多く聞きましたが今は大学卒業後、新卒で営業担当に就く場合の方が
多いのではないでしょうか。
営業は、会社全体の予算にも関わるし、ショップスタッフとも密に連携するし、
外部との交渉もするし、バイヤーやPRなど、社内のあらゆる職種の人と関わるし、
と、アパレル職種の中では一番幅広く、且つ、つぶしがききます。
企業で働きたい場合、仕事が出来る人であれば重宝されるので組織の中で
長く生き残りやすい職種と言えるでしょう。
アパレルの仕事③:バイヤー、MD(マーチャンダイザー)(基本、内勤
ファッションアドバイザーがお客様と直接コミュニケーションを取ることで
生み出してくれた売上を運用するのがバイヤー、MDの仕事です。
バイヤー、MD共に正社員がほとんどです。
簡単にいうと、バイヤーは「何」を買うか=店頭に置くか?決める人。
つまりは、お買い物をする人です。
なので、お買い物をする場所へ(国内外)基本年4回、シーズンごとに行きます。
MDは、バイヤーがお買い物をするためのお財布を準備しお小遣いを決める人です。
今回のお買い物予算はXX円です、その中でもこのアイテムは**円分買ってきてね。など
バイヤーがお買い物しやすいような基準も作ります。
バイヤー、MDともに毎回良い買い物ができるよう、日々売上を分析したり、
お客様のニーズをリサーチしたり、トレンドのリサーチをします。
お客様が何を求めているか?把握すべく、ショップスタッフとのコミュニケーションも
欠かせません。
バイヤーやMDの一般求人は、ファッションアドバイザーや営業に比べると少ないです。
またファッションアドバイザーとして企業に入った後にバイヤーやMDに職種転換するケースも
特に大企業やハイブランドではほぼ無いです。
なぜなら経験者や語学が堪能な人を優遇し、外部から人材を確保するケースが多いからです。
(企業は、欲しい人材をヘッドハンティング会社に依頼する場合が多いです)
ただアパレルのベンチャー企業は、たまに未経験でのバイヤーやMDのサポート職を
募集しています。
アパレルの仕事④:デザイナー(基本、内勤)
デザイナーは、企業に属して会社員としてブランドの商品デザイン業務を担う場合と
フリーランス(業務委託契約)としていくつかの企業からブランドのデザイン案件を受注し
ニーズに合ったデザインを担う場合とがあります。
デザイナーの求人についても、専門職ゆえバイヤーやMDと一緒で公の募集は少ないです。
その他のアパレルの仕事については、こちらの記事もご覧くださいね!
ファッションのお仕事をしたい女性がブランドを持つ夢を叶える条件
女性が未経験でもファッションで起業するという働き方
さて、ここまではアパレル企業で働くにあたっての仕事についてお話してきました。
ちなみに私の場合、「とらばーゆ」という求人誌で見つけた、
とあるセレクトショップの本社事務スタッフにアルバイトで応募したのが
アパレルでの仕事のスタートでした。
運よく採用してくれましたが、最初に与えられた業務は、
商品に付いているタグの機械を動かして発行する仕事でした。
まあ、ファッションに少しは関わることが出来るアパレル企業だからいいかなぁ。
なんて当初は思っていましたが、
本音としては、
必要としてくれる方々に、ファッションやコーディネートの楽しさを発信することが
好きなんだけどなぁ。その仕事ってアパレルの中では何をしたらいいんだろう・・・?
と思いながらも自分なりに試行錯誤し、会社を転職したり、
職種もタグの発行から営業事務、仕入れ、生産、工場監査、MDなど色々やってみました。
そこを経て、ようやくわかった私の将来なりたい方向性。
それはすごくシンプルなことでした。
①「自分が出来ること必要とされること、できればファッションで
目の前の誰かとハッピーになれる時間を共有したい」
②「家族と普通に過ごせる時間、自分がゆっくりリラックス出来る時間を大切にしたい」
という2つのことでした。
そのためには何が出来るのか?情報収集をした結果
「パーソナルスタイリスト」という職種があることを知り活動をスタートしたのです。
企業に雇用されない働き方がファッション起業でありパーソナルスタイリスト
パーソナルスタイリストは、企業に雇用されない働き方であり、
ファッションを軸に起業をするスタイルです。
正直なところ、パーソナルスタイリストとして独立する前は
「本当にやっていけるんだろうか?」と
迷いに迷った期間が長く、なかなか踏ん切りがつかなかったのですが
今は、独立して本当に良かった。あの時「やる」と決めて行動して本当に良かった。
そう心から思っています。
なぜなら休みたい時に休み、動きたい時に動き、家族と夜ご飯を食べる時間も確保でき、
そして何より、商品を売らなくてはならないノルマや組織のしがらみのストレスなく
ただ目の前のお客様が100%happyになることだけを考え、動くことができる今の働き方は、
私のライフスタイルに合っているからです。
またブログ等SNSでわざわざ私のことを探してくれて「お願いしたい!」と
依頼くださることはもちろん責任重大ですが、お客様の人生の1コマに
少しでも関わらせていただけることが何よりも嬉しいです。
ファッション起業のいいところは、門戸が広いこと&いつでもスタート出来ることころ
パーソナルスタイリストとしての活動を本格的にスタートして4年。
これまでの雇われてのアパレル仕事と違うところは門戸が決定的に広いところ。
先にご紹介した通り、
雇われて働く場合、年齢制限や優遇措置があり物理的に叶わない場合が多いんですよね。
私は今43歳ですが、きっと今からどこかのブランドでショップ店員として働きたい!
と求人を探しても受け入れてくれるところはほとんど無いと思います。
でも、起業して独立して・・・の場合ですと、
たとえあなたが私と同じ年代やそれ以上でも、あるいは
アパレルでの経験がなくても、やる決意をして正しく動いていけばお仕事が出来るんですよね。
現にアパレル企業での経験なしからパーソナルスタイリストとして活動をされた方で、
お客様から受注をいただいている方は、いらっしゃいます。
ちなみに私はパーソナルスタイリストとして活動した当初、お客様が来ませんでした。苦笑
(詳しくはこちらに書いています。反面教師にしてくださいね。笑)
女性向けのパーソナルスタイリスト、ファッションを仕事にするにはまず何からやればいいの?
最近、私のところには
「コロナになりアパレルの仕事が休みになって、これからのことや将来の働き方を考えされられた」
「本業の他に好きなファッションで副業から始めたい」
といった方々からのご相談が連日寄せられます。
こちらの動画も、参考までに!
「コロナ渦でパーソナルスタイリストの仕事に出た影響と対策」
あなたは今後、大好きなファッションとどんな形で関わっていきたいですか?
もし「年齢的にも経験的も無理でしょ」と思っているなら、
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