勉強法はこの3ステップで!最短でパーソナルスタイリストになるには?

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パーソナルスタイリスト ファッションアドバイザー

こんにちは。

勅使河原 祐子です(プロフィールはこちら)。

今回のテーマは、「最短でパーソナルスタイリストになるにはどうすればよいのか?」です。

このテーマはよくいただく質問なので、今回は私なりの回答をお届けします。

本題に入る前にお伝えしておきたいのですが、うまくいく魔法のような方法は存在しません。

いわゆる一攫千金や、気づいたらうまくいっていた・・・ということはないので覚えておいてくださいね。

お客様に喜ばれるパーソナルスタイリスト3つのステップ

では、具体的に何をすればよいのか、私が実際にどのようにしてパーソナルスタイリストとしての仕事を得て、お客様に喜ばれてきたのかを、大きく3つのステップに分けてお伝えしたいと思います。

まず、パーソナルスタイリストという仕事は国家資格が必要ではありません。

極端な言い方をすれば、「今日から私はパーソナルスタイリストです」と宣言すれば、そうなってしまう職業なんですね。

でも、お客様に喜んでいただいたり必要とされたりするためには、それなりの準備と実力が必要になります。

では、具体的に何をすれば良いのでしょう?

ステップ①ファッションの基礎を理解しよう

1つ目は、ファッションの基礎を理解しておくことが重要です。

これは当然と思われるかもしれませんが、とても大切なことです!

ファッションの基礎についてですが、お洋服を構成する要素には次の3つがあります。

  • 素材
  • シルエット

この3つの特徴を理解しておくことで、お客様に納得していただける提案ができるようになります。

たとえば、色に関しては、色の持つ心理的な効果を理解していると、提案の幅が広がっていきます。

以前、私が講師の方のスタイリングを提案したことを例に挙げてみますね。

その方は20名ほどのセミナーで登壇する予定でしたが、和やかな雰囲気を作りたいという要望がありました。雲の上の存在・・・というより周りとなじむような、和気あいあいといった雰囲気を出したいということで、ピンク色を使って、調和と落ち着きを感じさせる提案をしたことがあります。

「色を使いこなす」という点はしっかり知識として心得ておくと、提案しやすくなりますよ!

次に素材についてですが、シーンによって素材を使い分けることが必要です。

例えば、先ほどの例で「登壇する」というシーンでは、立っているのかor座っているのかによっても変わってきます。

もし座って講義を行う場合、シワになりにくい素材を選ぶことで、より印象が良くなります。

また、座る姿勢では生徒さんの目線が上半身に注目するため、トップスをコーディネートの中心にすることが大事になってきます。

素材の知識があると、印象をよくするような提案ができるようになりますよ。

最後にシルエットですが、スタイリングの際にはシルエットにも気を配ることが大切です。

以前、私が生徒としてある講座に参加した際のことです。

講師の方が素敵な上下アイボリーのパンツスーツを着ていたのですが、その方が壇上に上がるのを見て「かっこいいな」と心の中で思ったのです・・・が、壇上から降りて私の近くに来た際に後ろ姿を見て少し残念な気持ちになってしまいました。

なぜかというと、サイズが合っていないためパンツのシルエットがその方に合っておらず、下着の跡が浮き出ていたからです。

このように、上質なファッションや顔に映えるような色であっても、体型に合っていなければ印象が下がってしまい、その部分が記憶に残ってしまいます。

私たちスタイリストは360°どこから見ても「ワーッ!」と感激してもらえるようなスタイリングを提案することを意識していく必要があると思います。

ファッションやスタイリングはお客様の仕事・人生が飛躍することを大きく作用する要素の一つだと思っているので、この点も大事にしていきましょう!

ここまでがファッションの知識でした。

ステップ②パーソナルスタイリストとしてのコンセプトを言語化する

では次にまいりましょう。

ファッションの知識があったとしてもスタイリストを必要としている方と出会う必要がありますよね?

ファッションの知識があっても、自分が何者で、どのような方に向けてスタイリングを提供するのかを明確に伝えることが重要です。

・私は小柄な女性向けのスタイリストです
・40代の働く女性に向けたスタイリストです
・本当の魅力を引き出して納得の着回しができるようなアドバイスをします

といったように、自分の専門性を伝えることが大切です。

ちなみに「婚活ファッションもオフィスファッションもサイズのお悩みも、ファッションに関すること全部任せて!」というスタンスでお客様の対象を広げていく方法は、最初はおすすめしていません。

なぜなら私は活動初期のころ、同じように「なんでもできます!」といって活動をはじめてうまくいかなかったからです。

例えばお腹が痛いときに、どんな症状も改善する万能薬を探すよりお腹の痛みにダイレクトに効くような薬を探しますよね?

ファッションもそれと同じでピンポイントで悩みを解決してくれる方が、対象が絞り込まれているので、あなたを必要としてくれている人に見つけてもらいやすくなります。

ステップ③自ら未来のお客様を探しに行く

そして最後に、自分自身で未来のお客様を探しに行くことが大事です。

婚活女性をターゲットにするなら、彼女たちの日常生活を理解し、普段どのようなことに興味があるのかをリサーチすることが大切です。

・休日はどこへ行くのかな?
・仕事が終わったあと何か学んでいることはあるのかな?
・普段はどんなことに興味があるのかな?

というようにアンテナを張っておきましょう。

自分のコンセプトに合ったお客様を見つけるためにリサーチを行う場合は、明確な目的を持ち、その場に出向いたり繋がったりするなど、自ら行動を起こしていくことが必要です。

3ステップの積み重ねが大事!

ここまで、最短でパーソナルスタイリストになるための3つのポイントをご紹介しました。

  • ファッションを提案できるように色・素材・形について学び活用できるようにする
  • 自分が何者でどんな方の役に立てるのか?コンセプトを言語化する
  • そのコンセプトにある対象がどんなことに興味を持ち、どんなことに悩んでいるのかをリサーチする

この3つのステップの積み重ねがとても大事です。

ぜひこの3つのステップを意識して、パーソナルスタイリストとしての活動に取り入れていただけたら嬉しいです。

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とてもわかりやすく”なるほど”と頷きながら読みふけってしまいましたー!

毎日メールが来るので楽しみでした!元気が出ました!

動画で言っていた、”パーソナルスタイリストの仕事はすべてのファッションの仕事の○○!”というところにすごく納得できました。

あっという間の7日間でした。引き算してもっとシンプルに自分らしく出来る方法を考えなくては行けないと思いました。色々悩み経験されたお話はとても心に沁みました。ありがとうございました。

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この記事を書いた人

ファッション起業アドバイザー
 
立教大学社会学部社会学科 コミュニケーション専攻後、エスモード・ジャポンでファッションマーケティングを専攻。

通算20年に渡り、国内最大セレクトショップ、老舗商社、年間売上100億円企業のブランド、外資ハイブランドファッション企業で商品の売上予測、生産コントロール、予算作りに携わり、年間10万人以上の女性に売れる商品を提供。

その経験を生かし2016年に個人向けスタイリングアドバイス開始するも、お客様0の状態が1年続く。

試行錯誤してお客様に愛されるスタイリストになる秘訣を手に入れ、資格に頼らず年間100人以上のスタイリング提案に関わる。

「服選びのモヤモヤ」を解消し「納得のいく服選び」ができるようになる独自のスタイリングメソッドが好評。

2018年より、女性向けパーソナルスタイリストになりたい方へ、実践的なファッション知識、コミュニケーション&ビジネス力を上げる継続講座をスタート。

年代は20代から50代まで、アパレル経験有無問わず、日本全国から受講いただいている。

現在は個人のファッションスタイリングに加え、法人向けスタイリング監修など活動の幅を広げている。

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