正しいファッション診断や提案できない不安や自信のなさでパーソナルスタイリスト活動を躊躇している方へ
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メディア掲載
日経WOMANに掲載されました！
こんにちは。
勅使河原 祐子です（プロフィールはこちら）。
今回のテーマは
「失敗したら・・・と自信がなくて一歩進むのを躊躇している方」にお届けしたい内容です。
よく次のようなご相談をいただきます。
パーソナルカラー診断や骨格診断を学びましたが、『間違えて診断してしまったらどうしよう』と思って
本当はやりたいのに自信がなくて前に進めません・・・
あるいは
本当はファッションのサービス、ショッピング同行をしたいです。でもお客様に喜んでもらえる
お洋服を提案できる自信がなくて動けていません・・・
このような事例に関し大事な考え方と対応策をお話ししていきます＾＾
是非参考にしていただけたら嬉しいです。
自信がないままパーソナルスタイリスト、進めて大丈夫！
まず
「正しくやらないといけない」
「間違ってしまったらどうしよう」と思って二の足を踏んでいたり
自信が持てなかったりするという方は、自信を持とうとしなくてもOKです！
結論から言うと、【自信がないまま進んでしまいましょう】ということです。
お客様は”正しい”診断結果が欲しいわけではない？？
あなた自身の中では「こんな風に提案したい」など理想はありますよね。
でも「6割ぐらいのところ」で動いていく。これがお仕事していく上で1番大事だと思っています。
なぜなら数稽古しないと上達しないからです。
ここには大事な考え方があります。
それは・・・
お客様は”正しい”診断結果が欲しいからファッションサービスをお願いしているわけではない
（かもしれない）
ということです。
あるいは
似合う服を見つけたいからご相談に来ているわけでもない
（かもしれない）
ということ。
「どういうこと？」と思いますよね？？
ですが経験上、実際はそうなんです。
ファッション相談に来るお客様の【その先の目的】を考えよう
私も最初は、全くわかりませんでした。
なぜならお客様は自身のパーソナルカラーや骨格を知りたいので
「診断お願いします」と相談に来られますし
自分に似合う服を見つけて欲しいので相談に来られるからです。
でも、お客様のお話をよく聞いていくと
必ずお一人お一人【”似合う”その先の目的】を持っていらっしゃいます。
例えば
- 今私、婚活しています！
- 働いている会社で部署移動があって、新しい職場で印象を良くしたいから
これまでのお洋服とは別のテイストのお洋服を揃えたいです！ - 子どもに「お母さん可愛いね、綺麗だね」と言われたいです！
このように本来の目的があるわけです。
そこに気づいた私は
ショッピング同行でお洋服をご提案する場合も
【その先の目的】を必ず堀り起こす、聞き出すことを大切にしています。
正しい診断というより、まずは相手の目的を確認する。なんです。
正しい診断をしないといけない、というプレッシャーからは解放され気持ちは少し楽になりませんか？
手段＝目的とならないように注意しよう
お客様は【より自分を魅力的に見せたい】というのが、本来の目的です。
例えば、お客様のお顔映する色や似合うお洋服は
【より自分を魅力的に見せたい】1つの要素に過ぎません。
着こなしも同じです。
そのため、お客様に提案する際は【手段を目的としない】ことが大事。
例えば「お仕事上、自分の存在を記憶に残す自分になりたいから目立つ印象を残したい」
これがお客様の目的だとします。
その場合、お客様のお顔に馴染む「淡い色」を提案するのも1つですが
そうではなく「鮮やかな色」を提案した方がより「目立つ」＝「本来の目的に沿う」場合もあります。
事例：正しいファッション診断結果にこだわりすぎない
このような考えに至ったお客様の事例を1つ、ご紹介しますね。
そのお客様は、元々私ではなく別のスタイリストの方にファッション相談をお願いしていました。
パーソナルカラーがオータムだったので、そこをベースにファッション提案をしてもらっていたそう。
もちろん素敵なスタイルですが、そのお客様の気持ちとしては
ということでした。
似合う服を見つけるには、パーソナルカラーや自身の体型に合うものを着るのがマスト。
そう思っていたので「そんなもんかな？」と思っていたそうです。
その後、ひょんな流れで私のところにファッションの相談に来て。その際
2年分のお洋服を全部まとめてお願いします
ということで、私はその方に根掘り葉掘りと色々ヒアリングをして。
そこでその方の価値観が見えてきました。
わかったことが
- 人と同じスタイルは好きではない
- お顔映えする色をお洋服で選ぶことは大事な要素。それは知っている
- ご自身で仕事をしている
- 自分の仕事が伝わる着こなしをしたい
- クライアントさんに喜んでもらえ、かつ明るくなるようなお洋服を見にいきたい
このようなことでした。
このとき私の中では、パーソナルカラー オータムのカラーを中心にファッション提案する。
というのはナシでした。
（パーソナルカラー オータムは、秋の紅葉の季節を連想されるような「渋い」「深い」色味なんです）
色味は、明るさのある色味をご提案したかったし
着こなしに関しても、その方のクライアントさんがトレンドに敏感な方が多かったため
クライアントさんも気分が上がる、今のトレンドを取り入れた着こなし提案をしたかった。
というのがありました。
というわけで、このケースはお客様のパーソナルカラーや骨格とは別の視点で
新しいご提案をさせていただきました。
また、お仕事上の「テーマカラー」があったので
小物などにポイントとして、差し色として取り入れるようにもしました。
とても喜んでくださって、リピートしてくださったという経験談でした。
その”先”を見据えることはリピートにもつながる
お客様は
自分に似合う服を知りたい
そうおっしゃいます。
ですが、必ずその先に「その方にはどんな思いがあるのか」を見据えると
次のご提案もしやすくなるし、リピートされやすくなります。
このように、最終的な相手の目的が【正しく診断すること】ではないかもしれません。
（お客様は実は気づいてないかもしれません・・・）
自信がなくても一歩進める方法
では最後に、「自信がなくてもこういう風にやってみたらいかがでしょうか？」
ということについてお伝えしたいです。
それは【言い訳リストを作る】ということ。
これはあなたのリスクヘッジにもなります笑
自信がないときに、この一言を言ってみる！
もしあなたが似合う服を提案する際
「これって正しいか自信ない・・・」思ったら、こういう言い回しがおすすめ。
これはあくまで私の視点で提案しています
この言い回しをすることで、お客様としては
「その人なりに提案してくださったんだな」というのがわかると思うのです。
正しさに囚われずお客様の「その先の目的」を意識しよう
今回のお話のまとめです。
- 間違えてはいけない・・・にプレッシャーを感じすぎない
- お客様の【その先の目的】を引き出す
ことが大切。ここをおさえれば次のご依頼につながるチャンスにもなるので、
私自身も意識していきます。
「一歩進めない・・・」の後押しになれば嬉しいです！
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